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アーセナル1-3マンチェスター・シティ 2023_02_15 #013

イングランド・プレミアリーグ第12節(延期分)、今後を占う首位攻防の重要な一戦は、マンチェスター・シティが3-1とアーセナルに完勝。1試合消化試合が少ないアーセナルは、リーグ首位を暫定ですがシティに譲りました。

ひょっとしたら冨安が先発出場するかも?と思い、早起きして見ました。10試合ぶりの先発出場でしたが、相手の先制ゴールに直結するミスをしてしまい、辛いゲームとなってしまいました。

冨安のゲームへの入りはとてもよかったんです。久々の先発で、相手もシティで、固くなってしまう、あるいは逆に気合が入りすぎてしまうようになりがちですが、本当に落ち着いた入りでした。当面の相手のグリーリッシュにも好きにさせてはいませんでしたし、エースのハーランドとのマッチアップも何とか凌いでいました。

しかし、前半24分。自陣のゴールに走る体勢でボールを処理しようとしたところを、グリーリッシュに猛然とラッシュをかけられ、GKへのバックパスが中途半端になってしまい、それをデブライネにかっさわれ、無人のゴールに入れられてしまいました。

ミスの後にどういうプレーをするのかも見ていましたが、ミスを引きずることなくいつもの通り落ち着いてプレーをしていました。ゴール前に顔を出して左足でのシュートも惜しかったですし、オーバーラップからのクロスでチャンス演出、もありましたが、それにしても痛いミスでした。

ただ、この日はシティの強さが本当に目立つ試合でした。今回初めてシティを見ましたが、さすが世界一のチームのひとつでした。

まずは、エースストライカーのハーランドが凄すぎました。ノルウェー代表が残念ながらW杯に出場できませんでしたが、出場していたら得点王候補のひとりでした。

能力としては、エムバペと双璧。スピードのエムバペ、パワーのハーランド、といったところでしょうか。

この試合も、CBのガブリエウが対応に苦慮していて、突破を許しあやうくPKを取られそうになったり(VARでオフサイド判定に)、自陣でパスカットされ、グリーリッシュの逆転ゴールの原因を作ってしまうなど、痛手を負ったのは冨安だけではありませんでした。

ベルギー代表では残念な結果に終わったデブルイネも、キレキレのプレー連発で、代表とクラブでのモチベーションの差はやっぱりあるんでしょう。

ダメ押しの3点目を決めたハーランドは、これでリーグ戦26ゴールと伸ばし、ダントツトップ。デブルイネは、これまたリーグトップの12アシスト、4ゴール。背番号10のグリーリッシュも含め、決める人が決めるチームは強いです。

アーセナルは、これでリーグ戦のここ3試合の成績が1分2敗となってしまいました。ここまで快走してきたアーセナルですが、久々のプレミア制覇に向けて徐々にプレッシャーがかかってきました。