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G20など国際会議、東南アジアで集中開催

世界の主要な先進国と新興国が参加する3つの大きな国際会議が、11月という短期間に集中して開催されるというのはとても珍しいとのことです。


まずは、11~13日にASEAN首脳会議がカンボジアプノンペンで行われ、次に15~16日にはインドネシアのバリ島でG20サミットが予定され、直後の18~19日にはAPEC首脳会議がタイのバンコクで行われるという、わずか10日間の間にこれだけの会議が同じ地域で行われるのはすごいです。関係者やメディアも動くので、飛行機やホテルの手配が大変そうです。


この国際会議の参加国がアジア諸国だけならまあありそうですが、G20APECがあるので、米欧日などの主要な先進国に加え、中国やロシアなどの顔を合わすので、「W杯が一足先に行われる」ような感じすらします。


ホワイトハウスはバイデン大統領がASEAN首脳会議やG20サミットに参加することを表明。中国の習近平主席との初の対面での首脳会談を模索しています。米国と中国はそれぞれ、東南アジア諸国を自陣営に引き込もうと関与を強めていますが、東南アジア側は基本、米中の対立に巻き込まれたくないと考えています。他にも、岸田首相は韓国の尹大統領と会談をするかもしれません。ロシアのプーチン大統領は「まだ考えている」とG20への参加に含みを持たせています。


オンラインも便利で気軽でいいですが、やはり対面で会うとなれば会談の値打ちが何倍も上がるような気がします。握手している写真だけでも迫力が違います。いろんな化学反応が期待できる、できればいい方向に反応するような10日間になってほしいです。

 

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