時事マラソン

世の中の動きに対するアンテナを高く保つ

プロ野球CS最終ステージ、今日開幕

プロ野球クライマックスシリーズ(CS)は12日にセ、パ両リーグのファイナルステージが開幕します。セは2年連続でリーグを制したヤクルトがレギュラーシーズン3位から勝ち上がった阪神神宮球場で対戦。パはリーグ2連覇のオリックスが、2位ソフトバンクと京セラドーム大阪で顔を合わせます。


昔は、セ・パ両リーグの1位同士が日本シリーズに進出し、日本一を争うという誰が見ても分かりやすいシステムでしたが、優勝が決まってしまう、あるいは優勝の可能性がほぼなくなってしまうと、いわゆる「消化試合」が発生し試合がつまらなくなることから、2007年にCSができ、両リーグの上位3チームが日本シリーズ出場を目指して戦うというシステムになりました。


これだと、優勝争いや2位争い、3位争いが熾烈になり、シーズン終盤まで白熱した試合が続くというメリットがある一方、1年間戦ってリーグ制覇したチームが日本シリーズに出場できないという問題があります。まあCSを勝ち抜けばいいんですが、それでも勝負ごとですからシーズン1位でもCS負けてしまうことがあります。例えば、今年の阪神タイガースはレギュラーシーズンで負け越して3位で終了しましたが、日本一になる可能性があります。これをよしとするかどうするかという問題があり、毎年このCSという仕組みはどうなんだ…という議論があります。


ちなみにアメリカのメジャーリーグは、日本のCSにあたるシリーズに進出できるチームが、今年から10チームから12チームに増えました。12チームも!と思うかもしれませんが、メジャーは全部で30チームもあります。30分の12です。かたや日本は、12分の6です。4割が日本一になる可能性があるアメリカと5割の日本。もう少しチーム数を増やしてハードルを高くしてもいいのでは…とも思います。

 

個人的には、シーズン終盤の緊迫した試合の連続、さらにはCSでのギリギリの試合は見ている方からすればたまりません。こんなワクワクドキドキする試合をなくし、例えば以前のように1位同士が戦って終わりに戻す、とかはないと思います。今日から始まるCS最終ステージもいい試合を見せてもらいたいです。

 

www.nikkei.com