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サッカー日本代表、スペインを下し、グループリーグを首位追加

今朝の4時から行われた、サッカーW杯カタール大会のグループリーグ最終節の日本vsスペイン。前半にスペインに先制されたものの、後半に堂安律の同点ゴールと田中碧の勝ち越しゴールを全員守備で守り抜き、2-1の逆転勝利。2勝1敗の勝ち点6で堂々の首位通過となりました。


私の日本予想はベスト4なんですが、グループリーグは負け・勝ち・引き分けの予想でしたが、実際は勝ち・負け・勝ちと1試合も当たらず、2位通過予想も外れ首位通過。何一つ当たりませんでしたが、勝った試合も負けた試合も感情の起伏が大きい、スペクタクルな3試合でした。

 

今回、ドイツとスペインという優勝候補の国を2つも破ったわけですが、欧州の国に一泡、いや二泡も吹かせてくれたことが何よりもうれしいです。何故かと言うと、所属クラブから離れて代表チームとして活動できる、国際試合ができる、インターナショナルマッチデーに日本などの国は欧州のチームと親善試合を組めていたのが、2018年から始まったUEFAネーションズリーグの試合がほぼ埋めてしまうことになり、事実上「非欧州」のチームは締め出された格好になりました。選手の移動も少なく、興行的な面でのメリットは認めますが、アジアやアフリカなどの国は欧州の国との試合が組めず、強化に偏りが生じてしまいます。私たちサポーターも見る機会を奪われました。


しかし、ただ唯一、W杯だけは別。ガチンコ勝負ができます。ここで、モロッコがベルギーに勝ち、オーストラリアがデンマークに勝ち、日本はドイツとスペインに勝ちました。スペインは2位で通過はしましたが、あとの3チームはグループリーグ敗退しました。欧州の似たようなチームとばっかり試合をしていてもいいの? ちょっと毛並みの違ったアフリカやアジアや南米の国と4年に1回の、しかもW杯本番でしか戦わなかったら、これからもどんどん足元救われるよ。そりゃあ、まだまだ欧州の国が強いですが、そんな嫌味もちょっと言ってみたい。大いに留飲を下げてくれた日本の活躍でした。


最後に、今日の試合のMVPを自分なりに考えてみました。もちろん「全員」と言いたいところですが、谷口彰悟を挙げたいです。第2戦のコスタリカ戦は、W杯初出場の選手が効果的にプレーできず、敗戦の一因となってしまいました。そんなのしょうがないことなんですが、しれっとこの重要な第3戦のしかも超重要な3バックの一角で初出場しました。そんな心配も全くなし。映像で谷口を抜かれるシーンは全くありませんでした。ということは、自分のマークに仕事をさせず、守備エリアを無難に守り、何のトラブルも事故も起こさず97分プレーしきりました。攻撃の選手は逆ですが、GKを含めた守備の選手は目立たないに越したことはありません。それを初出場でやり切るとはホント恐れ入りました。累積警告で板倉滉が出場停止ですが、十分穴を埋めてくれそうです。


決勝トーナメント1回戦はクロアチアと。前回大会準優勝国ですが、ドイツやスペインより強いということはありません。十分戦えます。新しい景色をぜひ私たちにも見せて欲しいと思います。


がんばれ、ニッポン!