欧州チャンピオンズリーグの準々決勝。2試合ずつ、結果をおさらいします。
それにしても、珠玉の4カードでした。
①レアル・マドリード4-4(4PK3)マンチェスター・シティ
(レアルがベスト4進出)
4/9 1stレグ:レアル3-3シティ
ものすごい1stレグでした。
開始40秒でチュアメニにイエロー。そのFKをベルナルド・シルバが直接決めシティが先制。しかし前半11分に、カマビンガが同点弾(記録はOG)。シュートが当たってコースが変わりGKはノーチャンス。そして2分後にロドリゴが独走ゴールでレアルが逆転。わずか14分で3点も入りました。
後半に入り、21分にフォーデンが左足で、26分にはグヴァルディオルが右足で、いずれも強烈なシュートを叩き込み、両チーム1点ずつ追加。最後は、バルベルデが抑えの利いた「らしい」弾丸シュートを決め、シティが追いつき、3-3でタイムアップ。
4/9 2ndレグ:シティ1-1レアル
前半12分にアウェーのレアルが先制。ロドリゴの脛シュートをエデルソンが弾いたものの、しっかり押し込みました。
1点を追うシティは、後半31分。ドクの折り返しをデブライネが技ありゴール。GKの顔上は死角です。追いついたシティは、81分に絶好のチャンスを迎えるも、デブライネがシュートミス。これを決めていれば…。
延長でも決着つかずPK戦に。レアルは1人目のモドリッチが止められ暗雲立ち込めるも、GKルーニンがシルバの正面シュートとコバチッチの強烈シュートをストップ。GKのエデルソンもしっかりPKを決めるなどシティも頑張りましたが、レアルが辛くも勝利。
前回覇者のシティがここで消えました。
(バイエルンがベスト4進出)
ホームのアーセナルは、サカが3人に囲まれながら得意の左足で決め、幸先よく先制。このまま乗っていきたいところだったが、GKとDFのわずかなミスがきっかけに、ニャブリに決められ同点に。さらには、前半32分に左SBのキビオルがザネに裏返され、PA内に侵入したところをサリバが倒してしまいPKに。職人ケインが落ち着いて決め、アーセナルは苦しい1点ビハインド。
後半31分に、途中交代のジェズスとトロサールで何とか2-2と追いつきますが、試合終了後のアルテタ監督の表情が2ndレグの厳しさを暗示しているかのようでした。
アーセナルは崩された左サイドを立て直すべく、冨安健洋を先発起用。途中、芝生に足を滑らせるわ、コンタクトは外れるわといろいろありましたが、ザネに自由を与えないというミッションは十二分に遂行。86分までプレーしました。
試合の方は、アウェーで失点したくないアーセナルはどうにも後ろ重心。対するバイエルンは、90分で1点決めれれば大丈夫と、何か気持ち的に余裕な感じを見受けました。
適度にチャンスもつくりつつ、抑えるところは抑えつつし、後半18分に左サイドからゲレーロのクロスを、後ろから走り込んできたキミッヒがヘッドで叩き込み待望の勝ち越しゴール。バイエルンはこの1点で十分でした。
アーセナルも、失点後にジェズス・トロサールコンビを投入するも、得点ならず。これでプレミア勢が姿を消しました。対する独ブンデス勢は、バイエルンとドルトムントの2チームがセミファイナルに進出となりました。