時事マラソン

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日本1-2イラン 2024_2_3 #5-82

アジアカップカタール大会準々決勝。勝てばセミファイナルに進める重要な一戦は、イランに1-2と敗戦。2024年の日本のアジアカップ終戦となりました。

一言で言うと「完敗」でした。

前半は、守田のゴールで先制し、いい感じで試合を進めているように見えつつも、相手のイランはなんか攻め手がないというか、攻める気がないというか、後半は間違いなく出てくるなと思って見ていました。

日本は、前半24分にCBの板倉がイエローカードをもらいます。このイエローがじわじわ効いてきます。まだ残り1時間以上あります。延長などを考えると、もう1枚もらって退場・10人に、は絶対避けないといけない。そうなると、積極的な守備はしづらくなる。裏に抜かれて相手のユニを掴もうものならそくカードが出てくる。どうしても引き気味になる。他の選手もそれは理解している。板倉の精神的な疲労は相当なものだったと思います。

なので、思い切って後半の頭から、町田に代えるか、伊藤洋をCBにして中山を入れるかするのも手だなと思っていました。3バックにしたらよかったかというと、それはちょっと分かりません。中盤より前が1枚減りますし、4バックのバランスが悪かったわけではないので、私はそのままでいいと思いましたが、板倉の交代はリスクを摘み取る意味でも有効だったと思います。

後半は、ロングボールを積極的に放り込んでくるイランに防戦一方。セカンドボールも拾い捲られました。後半10分に同点を許し、22分に三笘と南野を投入しましたが、ほとんど機能しませんでした。カタールW杯ではあれだけ後半の途中交代が生きたのに…。

前田の前線からの鬼プレスと、タケ久保のドリブル&FK奪取の両方を失ったマイナスの方が大きかった。まあこれについては代えてみないと分からない。結果論なので、いかんともしがたいですが、結果は残酷でした。

これで、前回大会のリベンジをカタールに対して果たすことも、宿敵韓国とのガチンコ対決もすることなく、カタールを去ることになりました。

ラウンド16でバーレーンではなく、韓国とやってほしかったなあ…。

3月には、北朝鮮ホーム&アウェーでW杯アジア2次予選もあります。平壌にも行かないといけません。実に難しいシチュエーションになってしまいました。