時事マラソン

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日本3-1バーレーン 2024_1_31 #4-81

アジアカップカタール大会、決勝トーナメント1回戦。バーレーンと戦った日本は3-1と快勝し、準々決勝に駒を進めました。

スコア的にも展開的にも快勝と言っていいと思いますが、内容はまだまだすっきりしません。

前半31分に、右SBの毎熊の豪快な右足ミドルがポストに当たり、跳ね返ったところを堂安が拾い、冷静に押し込み先制。

後半4分には、ゴール前の相手のクリアミスに久保が反応し追加点。この辺りで相手の戦意もだいぶ喪失し、勝負あったかという雰囲気で、もう1点取れば勝利はほぼ確実でした。

しかし、セットプレーから相手のシュートに、GK鈴木と上田ががっちゃんこしてしまい、痛恨のオウンゴールを献上。1点差となり、バーレーンの選手もサポーターも息を吹き返しましたが、そのあとすぐ上田が右足で豪快に蹴り込み、2点差に。そのまま3-1でタイムアップとなりました。

後半に1点差に詰め寄られたところですが、ふたりの交錯の前に、鈴木のパンチングがスカあたりになったあたりから、暗雲立ち込めてきました。

それ以外も、めずらしく冨安のパスが長すぎたり、相変わらずタケ久保は「納豆なピッチ」に合っていない感じ。ダイナモの遠藤もフル出場続きで疲れもあるのか、もっとできるような気がする。勝つには勝ったが、中心選手の出来が今一歩という印象でした。

しかし、この日の日本には今後に向けて明るい材料がありました。

「三笘薫のご帰還」です。

後半23分からの出場で、アディショナルタイムを入れて30分少々のプレー時間でしたが、ボールを持つと「何かが起こりそう!」というワクワク感を感じさせてくれました。

久々の実戦なので、彼こそ本調子ではないものの、左サイドで好き放題やっていました。次戦は、先発か途中出場かは分かりませんが、相手は確実に人を左サイドに割いてくるはず。そこで、真ん中や逆サイドが空くので、そこもうまくつけます。

準々決勝はイラン戦。これまでの相手より、確実に強くなります。エースFWのタレミの欠場(累積警告)は日本にとっては大きなプラスで、いよいよ本領発揮といきたいところです。