時事マラソン

世の中の動きに対するアンテナを高く保つ

クマ被害防止へすみ分けを

クマの被害のニュースを今年は特によく目にします。環境省によると、4月から10月末までの被害者は過去最悪の計180人で、亡くなった人も5人いるそうです。

今年はエサになる木の実が凶作で、東北を中心に自治体が警報を出しています。クマは本来は今頃から冬ごもりに入り、被害は減っていくはずなんですが、温暖化の影響で冬眠時期が遅くなっているとの指摘もあり、油断は禁物だと今朝の日経の社説にあります。

先週、新潟県妙高高原に行った時のことです。朝、ランニングをしていたら、左の茂みからゴソゴソという音が聞こえたと思ったら、自分の15mくらい前を黒い塊が左から右にすごいスピードで走って横切り、右の茂みに消えていきました。森の中ではなく、両サイドは原生林ですが、コンクリートで舗装されていて普通に車も走る道路です。

もうびっくりして、スマホで写真もとれず。体は真っ黒で、大きさは高さ1m、幅50㎝、長さ1.5mくらい。鼻がとがっていたので、クマではなく猪かなと最初は思っていたのですが、戻って家族と話をしていたら「真っ黒だからクマじゃないの?」と言われ、それもそうかなと思いました。目も合わさず(おそらくこっちの存在には気づいていない)、右の茂みに突っ込んでいってくれたからよかったものの、目でもあって突進されてきたら…と思うとぞっとします。

でも、怖かった…というよりも、何かいいことありそう!と思いました(笑)。10年以上同地に暮らしている人でもクマやイノシシは、話はよく聞くけど実物は見たことがないと言っていたくらいですから。

今までならあったエサがなくなってきているクマも気の毒ですが、人への被害も深刻です。社説にもあるように「お互いが共存し続けるための知恵」を絞りたいです。

 

www.nikkei.com