時事マラソン

世の中の動きに対するアンテナを高く保つ

森保ジャパンはスポーツカー

国際試合の連勝を6に伸ばしたサッカー日本代表の勝ちっぷりに、四輪駆動のスポーツカーを連想しただなんて、さすが武智幸徳さん、面白く読ませて頂きました。

いつもは三笘薫が入る左の前輪には、「鋭」の中村敬斗(ケガが心配…)、「柔」の旗手怜央(小柄だけど剛の部分もあるよ)、「速」の浅野拓磨(1トップも争う)がそれぞれの持ち味を披露。右前輪は、伊東純也の今のところ独壇場。久保建英も狙っているポジションですが、譲る様子はありません。

伊藤洋輝の体調不良で離脱した左の後輪は、大けがが癒えた中山雄太が戻り安定感が加わりました。右の後輪は、今や少数派の国内組の毎熊晟矢が気を吐きますが、カタールW杯後に台頭した菅原由勢が常連の落ち着きを漂わせはじめました。

そして、CBの冨安健洋と板倉滉、ボランチ遠藤航と守田英正は運転席の後ろに配置された心臓部のエンジン。最後に、この車のハンドルを握るのは鎌田大地か久保建英か。

前後左右のバランスがよく、エンジンも4気筒がハイレベル。選手が自分たちの意思を通わせて車を転がし、楽しみながらセッティングを煮詰めている様子は、ソフトウェアをワイヤレスでアップデートするテスラのようでもあります。

これからのアジアでの戦いも楽しみです。

 

www.nikkei.com