ちょっと目ん玉が飛び出そうになりました。
第2次岸田改造内閣で女性閣僚が過去最多タイの5人になったから、こっちはいいか、と思ったわけではないでしょうか、副大臣・政務官の計54人に女性がなんとゼロでした。54分のゼロです。
内閣改造前は、副大臣26人の内4人、政務官が28人の内7人、計11人いました。それが今回ゼロとはどういうことでしょう。これはあんまりだと思う人はいなかったんでしょうね。
閣僚はなんだかんだ言って、まだまだ当選回数や年齢が左右されるポジションです。1万歩くらい譲ればわかります。しかし、副大臣や政務官のポストは、将来の人材育成の意味も多いので、当選回数や経験が閣僚ほどはそれほど関係ないはずです。
女性登用がなかなか進まない日本ですが、日本はアファーマティブアクション(Affirmative Action:性別や人種等の理由で差別を受けている人たちに対する、格差是正のための取り組み)が圧倒的に足りません。逆差別だという声もあるでしょうが、一時的な措置です。ある程度公平になれば戻せばいいだけのことです。なかば無理やりにでもやっていかないといけませんが、政府にそれをやる気はさらさらないようです。