時事マラソン

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アーセナル3-2ボーンマス 2023_03_04 #019

イングランド・プレミアリーグ第26節、ボーンマスをホームに迎えたアーセナル

ボーンマスは、実に骨のあるタフなチームで、どこからどう見ても降格圏内に沈むチームとは思えません。2/4のブライトン戦も見ましたが、アウェーの地で勇敢に戦い、終盤に三笘にヘッドを押し込まれ1-0で敗れましたが、気持ちの伝わってくる好チームです。

このアーセナル戦も、キックオフからばっちり用意していた右からの攻めにアーセナルは対処が遅れ、なんと前半1分に先制ゴール。続く後半12分にも追加点を挙げ、なんとなんと0-2と2点もリードしました。

せっかく首位固めをしつつあるアーセナルも、下位のチームを相手にホームでこれはないと攻めますが、前半は無得点で後半に。

後半に選手交代を積極的に行ったアーセナルが地力を見せ、久々の出場でミスが目立って交替させられそうだったトーマスが後半17分にゴール。

続いて、後半25分に途中出場のホワイトが右足で押し込み同点に。

さすがにドローかな、良く2点も追いついたなと思っていたアディショナルタイムにドラマは待っていました。

アディショナルタイム6分が過ぎたラスト1プレーがCKになり、さすがにここで笛は吹けずCK続行。右からのCKがこぼれたところを、これまた途中出場したネルソンが豪快にけりこみ、見事な逆転勝利になりました。

アーセナルとしては最高のゲームで、もし今シーズン優勝したらカギになったゲームに選ばれそうな勝ち点3ゲットでしたが、日本人としては少々複雑な気持ちに...。

なぜなら久々に先発出場した冨安が前半で交替させられたからです。

ポジショニングにミスはないし、効果的な縦パスもあったし、クロスもありました。前半の終わりの方にせっかく裏に抜け出たのにクロスをひっかけてしまってゴールキックになったプレー以外に目立ったミスはありませんでした。

ただ、出場機会が限られているので、どうしても同サイドのサカとのコンビネーションがイマイチに見えてしまいます。貴重な同点ゴールを決めたホワイトでしたが、それ以外に特段気が利いたプレーが多いようには見えない。冨安はホワイトとそん色ないと思いますが、アルテタ監督と首脳陣の序列ではホワイトの方が上なんでしょう。

せっかくの大逆転勝利に悔しいだろう冨安。僕らも同じように悔しいので、ぜひ次の機会にやり返してほしいです!