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クリスタル・パレス1-1ブライトン(三笘薫出場)2023_02_11 #010

イングランド・プレミアリーグ第23節、クリスタル・パレスとの「M23ダービー(M23は、ロンドンとブライトン&ホーブを繋ぐ高速道路のこと)」マッチに挑んだブライトンでしたが、1-1のドロー決着になりました。

今回初めて、夜中の0時キックオフからリアルタイムで見ました。朝起きてからだと、三笘の情報がネットやツイッターなどであまりに目につくため、週末ということもあるので夜更かししました。

今年からブライトンのゲームを見始めて今日で6試合ですが、三笘のパフォーマンスもブライトンの出来も、両方とも一番低調でした。

低調といっても、悲観的になる内容では全くなく、ここ最近の充実ぶりから比べると...ということです。

ホームの大声援を受け、ガシガシ体も当ててハードワークするクリスタル・パレスに手を焼いていたブライトンでしたが、後半18分に左サイドからのエストゥピニャンからのロングクロスを、マーチが押し込み先制。

やっと先制して、残りの試合時間も見ながらちょっと落ち着いてプレーできるかな、相手もホームで前がかりになるし、スペースもできてきたらカウンターも仕掛けられて、よりチャンスも増えるかなと思っていたら、大きな落とし穴が待っていました。

先制ゴールからわずか6分後に、GKのサンチェスが何でもないクロスをキャッチし損ね、それをトムキンスに押し込まれ同点に。スペイン代表としてカタールW杯にも参加した名手にしては痛いミス。このヘッドでの押し込みが、クリスタル・パレスにとってこの試合で初の枠内シュートでした。

ここまで3試合連続ゴールに2試合連続決勝ゴールと「無双」ってた三笘薫も、ちょっと小休止。

相変わらずトラップは足元に吸い尽くし、周りを生かしたパスもミスは少ないし、相手の嫌なところに出せているし、及第点ではもちろんありますが、得意のドリブル突破がほとんどありませんでした。

それよりも、同サイドのサイドバックエストゥピニャンがオーバーラップするために、縦のレーンに道を空けるかのように三笘が中に絞るシーンが多く見られました。おそらく、ここ数試合の三笘の活躍を見て相当マークもきつくなるだろうから、それをはがすためにしつらえたデゼルビ監督の作戦だったと思います。

実際それで、先制ゴールも決まったわけですからいいのはいいんですしが、せっかくの武器と引き換えに...みたいな感じになったのはちょっと残念でした。

ブライトンとしては惜しい勝ち点1で、リーグ6位のまま。EL進出の目安となる5位のトッテナムとの勝ち点差が4になってしまいました。