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手書き「ほぼ日手帳」、世界で人気に 身近に潜む日本の魅力

ネットサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」の運営や生活関連商品の開発販売を手がけるほぼ日の2022年9〜11月期の決算は、売上高が前年同期比2割増、営業利益も5割増となりました。好調な業績の背景には海外市場の拡大があります。中華圏こそマイナスでしたが、北中米が7割、欧州が4割増え、海外売上高比率は41.4%に達し、半分に迫ってきました。


そのけん引役は、同社の売上高の7割を占める「ほぼ日手帳」。主力の文庫サイズは手帳本体が2000円台、アーティストらによるカバーが2000〜3万円台と安くありません。しかし、13年用から英語版も開発、22年用は直販と卸で156カ国・地域に72万部を販売し、手帳関連の商品は100種類を超すなど、世界で存在感を放っています。


私は、別のメーカーの3年日記をずっと続けていましたが、7冊目に入る今年、「ほぼ日5年手帳」にシフトチェンジました。これまで18年と違うフォームになったので、最初は随分違和感がありましたが、かなり慣れてきました。慣れてくると、グッと味わいが出てきて、「早く来年になって、今年と比較したいな」と思うようになってきました。「5年経つと、どんな自分になっているだろう?できれば、ちょっとでも成長していたらいいよな。まあ、あんまり期待はできないな。」とも思います。


欧米にも手帳はあるそうですが、もともと文具自体の種類が少なく、日本は実は文具大国だそうです。自分たちが見過ごした魅力を外国人が発見した例として、浮世絵やニセコのスキー場を挙げていますが、手帳や文具全体にも日本人らしさは詰まっているので、もっと海外で広まってほしいと思います。

 

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