今年のプロ野球・日本シリーズは、DeNAがソフトバンクを4勝2敗で下し、26年ぶり3度目の日本一に輝きました。
DeNAはリーグ3位からの日本一で、2010年のロッテ以来2度目。レギュラーシーズンは貯金わずか2。勝率5割7厘は日本一に輝いたチームの中で最も低い勝率でした。しかし、ポストシーズンは別物。昨年日本一のタイガース、セ覇者のジャイアンツを次々に破り、7年ぶりに日本シリーズ進出。
セリーグの上位3チームは、力の差がほとんどなく、DeNAは3位とはいえ、ホークスといい勝負をすると思っていました。主力の柳田と近藤がけがから復帰したのは大きかったですが、4番の山川をいかに静かにしといてもらうかがポイントかなと。第2戦にDeNA先発の大貫から2ランを放ち、チームも敵地で2連勝。あーあ、これはホークスが乗っていけそうだな、週明けは福岡だしと思っていたら、まさかのホーム3連敗。DeNAに王手をされてしまいました。第3戦から打線が沈み、29イニング無得点に。山川も4試合連続無安打と、打線低迷の象徴となってしまいました。
DeNAは、ジャクソンやケイなど助っ人先発陣が好投連発。見出しの通り、ベテランの筒香や桑原がチームを引っ張り、梶原や森など若手ものびのびと躍動していました。シリーズ連敗からの4連勝は地力のある証拠です。勢いだけではできません。来シーズンはリーグ優勝が至上命題となります。