自民党の森山幹事長は23日、派閥裏金事件を巡って、衆院選で非公認とした候補が代表を務める党支部に活動費を支給していたと明らかにしました。これは、共産党の機関紙「赤旗」がリーク報道を受けて、森山氏がコメントを出しました。
私のような、いろいろありすぎるが、それでも自民党に投票しようか、どうしようか…と悩んでいる人にとって、自民党をあきらめさせる決定打となりそうなニュースで、赤旗のお手柄とも言えます。
森山氏は、「党勢拡大のためだ」としており、別の党幹部は「非公認でも党員であり、支部長なのだから活動費を支払うのは普通だ」と開き直っています。じゃあ、何のための「非公認」なの?と、普通の国民は思ってしまいます。党として公認しないから、自分で頑張れ、ということではないんですね。
非公認議員を、同じ与党の公明党が応援しているという話にも何だかな…と思っていましたが、自民党は政治とカネの問題を軽んじていることがこれではっきりしました。
投票日まで残り3日間。各種情勢調査によると、自民党は単独過半数割れどころか、公明党も議席を落とし、与党での過半数も危うくなってきたようです。「自民党は198議席」という衝撃の予想も出ています。
与党での過半数割れは予想していましたが、自民党が200を切るまでは想像もしていませんでしたが、本当にそうなれば「オウンゴール」ともいえる、今回の裏金議員への2000万円支給です。