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プラボウォ氏勝利宣言 強権手法へ 懸念強く


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インドネシア大統領選は14日に投開票され、主要民間調査機関の独自の開票速報によると、開票率90%前後の段階で、プラボウォ氏が57〜59%の票を集めている模様で、このままいけば過半数に達しているので、決選投票に持ち込まれることなく、プラボウォ氏の当選が決まりそうです。

プラボウォ氏は72歳。現職の国防大臣で、これまで2度大統領選に出馬し、2度ともジョコ氏に敗れましたが、3度目の正直となりそうです。

今回の選挙では、国民に人気のあるジョコ氏の路線継承を掲げ、ジョコ氏の長男でスラカルタ市長を務めるギブラン氏を副大統領に据える万全の体制。

 

一方で、プラボウォ氏はスハルト独裁政権下の国軍幹部で、当時指揮していた部隊が民主活動家の誘拐など人権侵害に関わった疑いが指摘され、民主主義が後退し、強権的な指導者になる可能性も指摘されています。

 

経済成長重視、AI時代の雇用創出、グローバルサウスとしての外交、そしてヌサンタラへの首都移転など、ヘビー級の課題がいくつもあります。

 

すっと当選が決まるかどうか、きな臭いところもありますが、今しばらく様子を見たいと思います。

 

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