欧州チャンピオンズリーグ第3節、強豪アトレティコ・マドリードをホームに迎えたセルティックでしたが2-2とドロー、勝ち点1のみに終わりました。
前半は、完全にセルティックのペース。CL前節のラツィオ戦も前半はよかったですが、今日はさらによかった。さっそく前半4分、歓喜の時が訪れます。古橋享梧がうまいターンで右に持ち出し、オライリーに折り返し。中に切れ込みリターンをもらい右足でGKの切っ先を流し込み、見事に先制。日本代表ではまだよそ行き感がある古橋ですが、セルティックではある意味「王様」なので縦横無尽に自由に動いています。代表でもこれくらい伸び伸びやってほしいけど…。
歓喜の時は束の間、旗手怜央がハムストリングを痛めて、前半7分で交替。前半25分に、ちょっと厳しい判定でPKを献上し同点に追いつかれますが、そのすぐ後に左サイドでいい動きを見せていたパルマが、左サイドにポジションチェンジしていた前田大然からの折り返しを、なぜか右にいたパルマが押し込み勝ち越し。このあたりまではとてもいい感じでした。
後半の頭から、2枚替えを敢行したアトレティコ。見るからに中盤が勢いを取り戻し、ジョレンテの右からの折り返しを、2トップの一角のモラタが技ありの同点ゴール。
追いつかれたセルティックですが、攻めに行くと思いきや、後半17分にゴールを決めたパルマを引っ込め、フィリップスに替えCBにして3バック、というか5バックに。これ以上の失点は避けたいというロジャース監督の策でしょうが、前線の人数が減ってしまい、後ろがかりになってしまいました。
そして、後半35分に先制ゴールの古橋も交替。古橋と前田で何とかするしかない攻撃も、前田ひとりになってしまっては得点の目がほぼほぼなくなってしまいました。
強豪アトレティコに勝ち点1はまずまずかもしれませんが、ホームでのゲームでせっかくいい内容の前半だっただけに、何とも歯がゆい試合になってしまいました。旗手不在もセルティックは大きなマイナスでした。
これで、昨日ラツィオに勝ったフェイエノールトが勝ち点6で首位浮上。アトレティコは勝ち点5で2位。ラツィオが4で3位。セルティックが2分1敗の勝ち点2で4位となりました。今日セルティックが勝っていたら大混戦のグループEでしたが…。
これでグループリーグも半分が終了。残り3節となります。