せっかくのサッカー女子W杯の盛況とスペイン代表の優勝が、この人の行為によって吹き飛んでしまいました。スペイン・サッカー連盟のルビアレス会長が、スペイン代表の口にキスをするという愚行を働きました。スペインだけにとどまらず、世界各国で性差別がはびこる女子サッカー界の象徴にもなったとクーパー氏は書きます。
ノルウェーやアメリカのように、女性がサッカー連盟の会長を務め、国際試合で戦う選手の報酬が男女同一になっている国はほとんどありません。FIFAのインファンティーノ会長はサッカービジネスをグローバル化させることには熱心ですが、男女平等を実現するために「何をする保津用があるか、女性は我々男性を説得しなければならない」と、何とも上から目線な発言をしており、あんまり期待できません。
男女平等に向けて、セクハラ撲滅は必須として、収益拡大やエルモソ選手などスター育成は急務です。週末にFC今治の試合を観戦してきました。ハーフタイムにFC今治レディースの選手がなでしこリーグ2部入れ替え戦に臨むので応援よろしくお願いします！というセレモニーをやっていました。FC今治は、日本サッカーのカテゴリーの中では上から3番目のJ3所属です。J3の今治がレディースチームも持っているのは立派だなと思います。J1チームでもレディースを持っていないチームはたくさんあります。日本の女子サッカーはまずはそこからだと思います。
