ドイツ・ブンデスリーガ第23節、ホームのシュツットガルトはバイエルン・ミュンヘンを迎え打つも、1-2で敗れました。
一言でいうと、バイエルンの貫録勝ちでした。国内リーグでは首位を走り、チャンピオンズリーグ(CL)でも、メッシやエムバペを擁するフランスのパリサンジェルマンに2試合合計で3-0で勝ち、悠々とベスト8進出。独ブンデスの雄はさすがでございました。
攻撃陣は質量ともにタレントが豊富で、決定機をたくさん作れ、守備はCBのデ・リフトとウパメカノを中心に簡単には破れさせない。GKもノイアーの離脱を移籍してきたゾマーがしっかり埋め、攻守にスキがありません。
シュツットガルトは1点返しましたが、後半43分ではちょっと遅すぎました。
日本人選手がこの日も3人出場。前回見た時よりもさらに、伊藤洋輝の出来が素晴らしかったです。
この日は左サイドバックに入り、オーバーラップこそ少なかったものの、確実なポジショニングで穴を作らない。よく相手に絡んでボール奪取も見せ、気の利いたプレーをしていました。
さらにこの日は、CKもFKもキッカーを務め、正確な左足を存分に見せていました。
特に感心するのが、左足での中長距離のキック。ほれぼれするような距離と精度でした。惜しいミドルも1つありました。
昨年のW杯、ブラボー長友も頑張っていましたが、あの左足を左SBから逆サイドの伊東純也への「伊藤から伊東へのサイドチェンジ」とかを見せてくれていたら…と思ったくらいです。
伊東もフランスリーグで活躍していますから、今度の親善試合で見れるかもしれません。
伊藤洋輝は身長も188㎝あり、ヘッドもそこそこ強く、楽しみばかりです。
シュツットガルトは降格圏内にいますから、何とか残留してもらって、伊藤には夏の移籍市場でぜひステップアップしてもらいたいです。