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大谷先発、いざ頂点へ 侍Jきょう中国戦

野球の国・地域別対抗戦、第5回ワールド・ベースボール・クラシックWBC)が昨日8日、台湾の台中市で1次リーグA組の2試合が行われ、ついに開幕しました。

今年は、ラグビーW杯、女子サッカーのW杯など世界大会が目白押しで、井上尚弥とフルトンのボクシングのビッグマッチも発表されました。昨年はサッカーW杯が行われ、かなり盛り上がりましたが、戦前はメディアへの取り上げられ方も大したことありませんでした。

一方、野球はさすがの人気。元々国技並みに人気があることに加え、過去4大会で2回優勝、すべてベスト4以上、今大会はメジャー選手も集結し過去最高のドリームチームと言われていますから、戦前から注目が集まることもうなづけます。

今日の初戦、中国戦の先発は大谷翔平と発表されました。所属するエンゼルスからの申し渡しで「ひょっとしたら打つ方だけ...?」と心配していましたが、「両方やってこその自分のプレースタイル」と頼もしいコメントを残してくれました。これはチームにとってものすごくプラスになります。

中国はB組でおそらく最弱クラスで、実戦登板から遠ざかっている大谷にとっては、いい「ウォーミングアップ」にもなるでしょう。1次リーグ、準々決勝の日本ラウンドは問題なく勝ち進むでしょうから、勝負はアメリカに行ってからの準決勝です。ここ2大会は、この準決勝で敗れているので、できる限りいい状態でマイアミに乗り込みたい。

アメリカ、ドミニカ、プエルトリコ、どこが勝ちあがってくるかわからず、特にD組はベネズエラも入れた争いはし烈になりそうです。専門家の話の通りだと、侍ジャパン投手力は他チームよりも頭一つ抜けており、特に大谷、ダルビッシュ、山本由伸、佐々木朗希の4本柱は強力です。速いストレートに落ちるボールを持ったブルペン陣も多種多彩です。

問題は「打てるかどうか」、これに尽きます。大谷や吉田正尚、ヌートバーなどメジャー組はそこそこ計算できそうですが、村上宗隆や山川穂高など国内組の調子がカギになりそうです。

 

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