見どころの多い両チームで、楽しみなマッチアップでした。
両チームとも、欧州チャンピオンズリーグのグループステージを勝ち抜き、ベスト16に進出。リーグ戦も5位と6位。好チームであることは間違いありません。
両チームとも週の真ん中に、そのCLラウンド16の初戦を戦い、週末にはリーグ戦と体力的に厳しいゲームになりました。
条件としてはほぼ同じなんですが、CLの大事な大事な水曜日のゲームに、優勝候補の一角のマンチェスター・シティにDFのグバルディオルのゴールで何とか同点に追いつきドローとなったライプチヒと、セリエAで首位を快走するナポリにホームで0-2と痛い敗戦を喫したフランクフルト。その勢いがそのままでたような週末の直接対決でした。
前半の6分と前半40分、出だしと前半終了間際に得点し、2-0でホームのライプチヒが折り返すという理想の展開。
後半16分にフランクフルトが1点を返し、攻勢をかけるも逃げ切られてしまいました。
ボール支配率がライプチヒ51%、フランクフルト49%とほぼ五分でしたが、常に白いユニフォームのライプチヒの方が数的有利をつくっている印象。フランクフルトは、一部の時間帯を除いては形らしい形をほとんど作らせてもらえませんでした。
ドルトムントへの移籍が取りざたされている注目の鎌田。1トップのコロムアニの後ろの2シャドーの左でしたが、ボールを受ける回数があまり多くなく、パスを受けても半分近くはライプチヒの早い寄せに潰されていました。前半戦はゴールにもよく絡んでいたのですが、正直ちょっと前のポジションはきついのかな、ボランチの方がいいのかなという印象で、W杯カタール大会を思い出しながら見ていました。
日本代表はボランチは人材豊富なので、2列目でゴールに絡める選手が欲しいんですが、鎌田にはぜひ頑張ってもらいたいものです。
長谷部も3バックの真ん中で、直接点に絡むようなミスはなかったですが2失点。渋い結果に終わりました。
ライプチヒには、W杯で日本も苦しめられた、クロアチア代表のグバルティオルがいます。左利きのCB。フェイスガードをしていた姿もいかつかったですが、外していても髭もじゃでたいがいいかついです(笑)夏に移籍する噂はないのでしょうか…。
これでフランクフルトは6位のまま。ライプチヒがCL圏内の4位に浮上しました。