ナイジェリアのトゥガー外相は日経のインタビューで、中国やロシアが主導するBRICSよりも、G20入りを目指す方針を表明しました。
ナイジェリアは人口が2.2億人とアフリカで最も多く、「東のケニア、西のナイジェリア」、この2か国がこれからのアフリカの経済の中心になっていきそうです。
そのナイジェリアは、グローバルサウスを代表する国として、新興国が中心のBRICSではなく、先進国も新興国も入っているG20加盟の方により重きを置きたい。BRICS加盟や国連安保理常任理事国入りも意欲はあるようですが、まずは南アフリカに次ぐ、アフリカで2か国目のG20加盟を優先するようです。
現実的なとてもいい目標設定のように思えます。経済の減速が顕著な中国と、ウクライナ侵攻を続けるロシアが中心のBRICSを、直接そうは言わないものの、避ける気持ちもあるのかもしれません。ケニアもそのうち、対抗心を燃やして「我が国こそ」と言いそうです。
