時事マラソン

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EURO2024決勝/スペイン2-1イングランド 2024_7_14 #45-111

ユーロ2024決勝、スペインvsイングランドの一戦は、スペインが2-1でイングランドを下し、12年ぶり4度目の優勝を、7戦全勝で飾りました。

サッカーの魅力が詰まった素晴らしい決勝戦でした。

前半は両チーム譲らず、五分の展開。GKをヒヤッとさせるシーンがあまりなく、スペインのシモンを襲ったシュートは、終了間際のフォーデンくらいでした。

後半の頭から、スペインは大黒柱のロドリをケガで下げることに。しかし、若き両ウィングがやってくれました。

後半立ち上がり2分。前を向いたヤマルが前線にスルーパス、それを落ち着いてニコ・ウィリアムスが決め、スペインが先制します。ニコが触る前に、中央をダニ・オルモが駆け上がり、イングランドDFはそっちに引っ張られてしまいました。効果的なフリーランニングでした。

動くしかないイングランドは、ワトキンス、パーマーを投入します。準決勝で大仕事をした途中交代選手がさっそくやってくれます。

サカが得意の形で右サイドでもってタメをつくり、中央のベリンガムにクロス。その落としを走り込んできたパーマーが左足のインフロントで決め、イングランドが同点に追いつきます。

さあ、イングランドが初優勝に向けて逆転へ、と思いましたが、スペインはさすがでした。

後半41分。左サイドからのククレジャのピンポイントクロスを、こちらも交替出場で、タケ久保の同僚のオヤルサバルがワンタッチで決め、スペインが勝ち越し。

イングランドはトニを入れるなど反撃を試みましたが、残り時間も少なく、そのままタイムアップとなりました。

スペインは、イタリア・クロアチア・ドイツ・フランス、そしてイングランドと、強豪をなぎ倒し、7戦全勝。ドイツを抜いて、ユーロ最多の4度目の優勝を飾りました。12年前の前回が連覇でした。ニコやヤマルなどが台頭し、失意のカタールW杯から完全に復調。2年後の北中米W杯も優勝候補の一角は間違いないところです。

対するイングランドは、2大会連続ファイナリストになりましたが、初優勝ならずでした。ベリンガムの闘志あふれるプレーは印象的でした。彼やサカやフォーデンもまだ20代前半なので、次大会で「3度目の正直」に挑戦です。

素晴らしいゲームの数々を見せてもらったユーロが終わり、寂しくなります。あとは、クラブシーンの新シーズンを待つばかりです。