ユーロ2024、ついに準決勝となりました。第1試合、スペインとフランスの一戦は、スペインが2-1と勝利し、決勝進出を決めました。
先制したのはフランスでした。
前半9分、左サイドからエンバペの折り返しを、微妙にマークをうまく外したコロムアニがヘッドで押し込みました。デンベレを加えた「パリSG3トップ」は破壊力抜群。
スペインは、カルバハルがドイツ戦で終了間際にレッドをもらい出場停止。ペドリはクロースに削られ負傷。このままどどっとスペインを押し切ってしまうのではと思いましたが、この人がペースをぐっと引き戻しました。
ヤマルです！
前半21分、得意の右サイドからカットイン気味に左足を振りぬく25mシュート。GKメニャンがギリギリ届かず、枠内にはギリギリ入り込み、見事な同点ゴール。
これで、これまでスイス選手が持っていた18歳141日でのゴールを大幅に更新する、16歳362日での最年少ゴール。「ヤマルくん」と書こうと思いましたが、恐れ多くて止めました…。
この若武者の同点ゴールで一気に元気を取り戻したスペインは、わずか4分後に背番号10のダニ・オルモが素晴らしいタッチからの右足強烈シュートで逆転。オルモは決勝トーナメントに入ってから3試合連続ゴール。こちらも見事でした。
フランスは、ここまでの5試合でPKの1失点のみ。堅守を誇ってきましたが、前半で2失点。流れの中で点が取れていませんでしたが、この日いい形で先制し、乗っていけそうな感じでしたが、うまくいきませんでした。
フェイスガードがとれたエンバペも絶好調には遠い感じ。デンベレも得意の左足になかなか持たせてもらえず威力半減。後半にグリーズマンやバルコラ、代表引退を表明しているジルーまでも入れて巻き返そうとしますが、1点リードしたスペインにのらりくらりとやられてしまいました。
これで、スペインはイタリア、クロアチア、ドイツ、フランスと、欧州の強豪国を片っ端からなぎ倒して、ファイナルまでたどり着きました。カタールで日本に負けたスペインはどこにいってしまったのでしょう（笑）
