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9知事選が告示、与野党対決薄く

北海道、神奈川、福井、大阪、奈良、鳥取、島根、徳島、大分の9道府県で選挙戦に入りました。昨日23日に北海道や大阪などの9道府県の知事選が告示、26日告示の6政令市長選、31日告示の41道府県議選と17政令市議選とともに4月9日に投開票します。

しばらくは国政選挙がなく、来年2024年秋に自民党総裁選、衆院議員の任期満了が25年10月(こちらは解散の可能性もあり)、参院選も25年夏と少し先になりますが、9知事選挙からの衆参補欠選挙は、現在の政権への評価などを示すいい機会にはなります。

個人的な注目はやはり大阪知事選。大阪は維新と非維新の対決型になります。政党色の薄い市民派政治団体「アップデート大阪」の谷口真由美氏、共産が推薦する元参院議員の辰巳孝太郎氏が出馬し、維新の共同代表を務める現職の吉村洋文氏に挑みます。大阪市長選も同日に投開票する「ダブル選」となります。維新は府議の横山英幸氏が、アップデート大阪からは市議の北野妙子氏が、それぞれ出馬します、「吉村・横山」vs「谷口・北野」の対決となります。

谷口氏と北野氏は、これまでの2度の大阪都構想住民投票でも反対をしていた、地元ではおなじみのふたりで、いよいよ直接対決となります。アップデート大阪は、住民投票時では「都構想反対」を唱え、ある意味それを実現した格好になりますが、実際に立候補をして彼女らに票を入れてもらうとなると、また違ってくると思います。

まさか、現職の吉村知事が負けることはないと思いますが、市長選の方はどうか?、女性の二人の候補がどれくらいの「反維新」の票を集めるのか、注目しています。

 

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