ユーロ2024、グループEのルーマニアとウクライナの一戦は、ルーマニアが3-0と快勝しました。
出場24か国を見た中で、ウクライナは台風の目になるとひそかに期待していました。
エンバペやベリンガム級のスター選手はいないものの、CFのドフビクは大躍進のジローナでラリーガ得点王に、MFのムドリクはチェルシーでも代表でも背番号10を背負い、ザバルニはプレミアのボーンマスの主力CB、ジンチェンコはアーセナルでお馴染みの選手と、今の勢いだけでいうとクロアチアあたりと負けていないのではと思っていました。
しかし、試合は完全にルーマニアのものでした。両チームとも、黄色のユニフォームが伝統的ですが、この試合はルーマニアが黄色に。それがよかったんでしょうか(笑)
前半29分に、GKルニンへのバックパスが少し窮屈になり、クリアが中途半端になったところをさらわれ、スタンチュが右足を振りぬき先制。
後半立ち上がりの8分にも、RマリンがこれまたDFのクリアのこぼれをけり込み、2点目。このシュートは、ケガのクルトワに代わり、CLなどでも大活躍し評価を爆上げしたルニンなら、このシュートは弾きたかった。1点目も合わせて厳しいプレーになりました。
さあここからウクライナ、跳ね返せ!と思っていたら、わずか4分後に3点目も献上。さすがに心が折れてしまいました。
このグループEは、ベルギーが頭ひとつ抜けていますが、何と初戦のスロバキア戦に0-1と黒星。メンツだけを見たら劣ってそうなルーマニアも勝利と、全く分からくなりました。
ウクライナもMD2のスロバキア戦に勝てる反骨心を見せれるかどうか、ルーマニアは手負いのベルギーを倒して2位以内を確定させるか、楽しみになってきました。