欧州チャンピオンズリーグ決勝、ドルトムントとレアル・マドリードの一戦は、レアルが2-0で勝利し、2年ぶり15回目の優勝を決めました!
戦前の予想で圧倒的不利が伝えられたドルトムントでしたが、前半は完全にドルトムントのペースでした。
いつもの4・3・3のブロックで、中盤のチェックをかいくぐり、巧みにボールを運んでレアル陣地に進入していきました。
右SBのリエルソンが右サイドをうまく突破しチャンスを多く作る。クルトワと1vs1のシーンを2度ほど作り、1つはポストに当てるなど、惜しいシーンがありましたが、ゴールは遠かった…。
縦パスを結構通されたレアルは、後半中央を締めにかかると、徐々に地力に勝るレアルペースに。
ドルトムントは、ベテランのロイスを後半27分に投入。その直後の左CK。クロースの鋭い右足キックを、カルバハルが薄くヘッドですらし、先制。たった1点ですが、これでレアルのペースになってしまいました。
後半38分には、マートセンの横パスをベリンガムにかっさらわれ、スルーパスをヴィニシウスに。難なく決めて、勝負あり。試合巧者のレアルが見事でした。
大けがから復帰し、4試合を経て、今CLは決勝が初出場。これまでゴールマウスを守ってきたのはルニンだから…とかいう考え方はありません。
そのクルトワは完ぺきでした。
1vs1になっても慌てず、距離感を保ち、長い手足を生かしてどこかにシュートを当てる。中距離シュートも、簡単そうに、しかも相手にとられない場所に逃げれる。最後のクロスボールのパンチングも、片手なのに簡単にPAを超えていきました。さすがとしかいいようがありません。最後の最後にいいものを見せてもらいました。
終わってみれば下馬評通りのレアル完勝でしたが、ドルトムントもよく頑張りました。来月大阪で見れるのを楽しみにしています!