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インド洋大津波から19年、アチェと岩手県大槌町が交流

昨日26日で、インド洋大津波発生から19年が経ちました。スマトラ島沖で発生した巨大地震による大津波は、インド洋沿岸20か国で計22万人の犠牲者を出し、国別の被害が最も大きかったインドネシアでは、スマトラ島アチェ州を中心に約17万3,000人が犠牲になりました。

2019年に大学生と一緒にアチェを訪れ、津波博物館や震災公園、震災遺構なども見てきました。やたらとリアルな津波博物館、打ち上げられた大型船が住宅地の中で鎮座しているなど、とても印象的な滞在でした。

津波の発生から19年になるのを前に、岩手県大槌高校の生徒たち4人が州都のバンダアチェ市を訪れ、21日には地元の中学校で開かれた交流会に参加しました。この中で生徒たちは、東日本大震災以降、避難所の運営訓練を行うなど、防災や減災の取り組みを進めてきたことを伝えました。また「津波から走って逃げることはできるのか」など津波に関するクイズも行い、地元の生徒たちも防災について楽しみながら学んでいる様子が、映像からも伝わってきました。

このような交流が、細く長く続いていくといいなと思いました。アチェにもまた行ってみたいです。

 

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