日経新聞の「迫真」のコーナーで「LINE・ヤフー背水の合併」という特集をやっています。この中で、Paypayのスマホ決済で、クレジットカード払いの場合、8月から自社のPaypayカードしか使えなくなるというのには驚きました。ツイッターでは「Paypay改悪」がトレンド入りするなど、批判の投稿であふれています。
批判覚悟で囲い込みを優先するのは、経済圏づくりで先行する楽天グループ対策です。決済取扱高はPayPayの10兆円に対し、楽天はカード取扱高のみでPayPayの1.8倍、グループ電子商取引(EC)取扱高は1.5倍にのぼります。他社カード排除により自社カードの発行数を増やし、スマホ決済、ポイント、カードなどPayPayで完結できる経済圏への誘導を狙う。だが、他社カードを使う利用者が離れかねないリスクもはらみます。個人的には、店舗での利用はPaypayはメインではありませんが、個人間の送金にPaypayをよく使っているので困ったなあと思いましたが、銀行口座からのチャージには影響がなさそうなので、ホッとしています。
8月にこれをやり、10月にはいよいよ合併新会社LINEヤフーになります。Paypayを活用した囲い込み策が吉と出るでしょうか、凶と出るでしょうか...。