時事マラソン

世の中の動きに対するアンテナを高く保つ

「らくらくホン」民事再生 国産スマホ、ニッチ戦略の限界

NTTドコモの「らくらくホン」をてがけるFCNTが30日、東京地裁民事再生手続き開始の申し立てをしました。

FCNTは富士通の携帯電話事業が母体でスマホの出荷で国内シェア10.3%で3位。負債総額は、関連会社を合わせて1200億円程度と大きく、円安で部材の仕入れ価格が上昇し、資金繰りが悪化したとのこと。若年層よりもシニア層に便利な機能を増やし、使いやすさからシェアを高めたが、海外製で端末価格が安く、操作もしやすいアンドロイド端末が普及する中で急速に存在感を失いました。

以前、時事マラソンでも取り上げた、バルミューダスマホも2021年11月に参入したばかりでしたが、今年撤退を発表しました。13年にはNECが撤退、同年にパナソニックが法人向けは残し撤退、京セラも25年3月までに撤退すると表明。残る国内大手は、ソニーとシャープのみとなりました。

スマホについては「勝負あった」という状態です。これを考えると、日本の自動車メーカーは大したもんだなと思います。

 

www.nikkei.com