時事マラソン

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年明けの金融市場、不安映す

2023年の金融市場は世界景気の悪化懸念から株安と商品安で幕を開けました。


まず、新年最初の取引となった4日の東京株式市場ではトヨタ村田製作所日本電産など外需依存度の大きい銘柄が売られ、日経平均株価が9カ月半ぶりの安値水準に沈みました。東証プライム市場全体の86%の銘柄が値下がりするほど全面安の展開でした。


火付け役となった年明け3日の米株式市場ですが、アップルとテスラが景気不安を象徴。部品メーカーに供給減を指示したと伝わったアップルの株価は22年末比4%安と大きく下げ、終値時価総額が2兆ドルを割りました。テスラ株は22年10~12月期の販売台数が市場予想に届かなかったことで12%安と急落。21年秋の上場来高値比では7割安と、グラフにしたらすごいことになってそうです。


グラフと言えば、記事にある「米企業業績の伸び悩みが鮮明に」というグラフを見ると、直近では1株当たりの純利益の推計値が前年同月比マイナスに転じており、右肩下がりが強烈です。


アメリカがくしゃみをしたら、日本は風邪をひく。まさにそんな感じの年明けスタートとなりました。

 

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