生成AI技術で先頭を走ってきた米オープンAIの「ChatGPT」ですが、包囲網がますます強まっています。
利用者数は8億人と以前首位で、2位のグーグル傘下のGemini(6.5億人)をリードしていますが、性能を比べる有力指標のLMアリーナによると、Gemini3Proが首位で、オープンAI「Gpt-5.1」は6位にとどまります。Geminiに次ぐ2位は、イーロン・マスク氏が率いる米xAIの「Grok」で、3位は米新興のアンソロピックが続きます。
これ以外にも、高性能AI開発で後れを取ったメタが、従来の「ラマ」の後継として「アボカド」の開発を進め、来年1~3月に公表を計画しています。4月のラマ4の性能が他社より劣るとの指摘が出て、ザッカーバーグCEOはオープンAIなどの強豪から人材を引き抜き、巻き返しに必死です。
さらには、中国のアリババ集団の「クウェン」は11月にサービス名とアプリを刷新。ChatGPTが使えない中国で急速に普及しています。トランプ米大統領は、エヌビディアのAI半導体「H200」の中国への輸出を認めると発表しました。米国の「余裕」か「オウンゴール」がよく分かりませんが、中国のAI開発には追い風となりそう。
ChatGPTも指をくわえて見ているわけではなく、近くコーディング性能などを高めた「GPT5.2」を発表する予定で、来年1月にはさらに画質や速度を向上させた新モデルを出す計画で、利用者としては楽しみではありますが、まさに「生成AI戦国時代」です。