今週末に初日を迎える大相撲夏場所に楽しみな力士がデビューします。日体大出身で2年連続アマチュア横綱の大の里(おおのさと)です。
192センチ、177キロの恵まれた体を生かした突き押しを得意とし、四つ相撲も習得中。アマでの実績が評価され、幕下10枚目格付け出しでデビュー、7戦全勝すれば所要1場所での新十両昇進が確実。春場所の落合に続いて昭和以降2人目の快挙となります。
所属する部屋は二所ノ関部屋。親方は、現役時代に絶大な人気を誇った元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方とあれば、注目されないはずがありません。すでに大関経験者の高安と、申し合いで互角以上に渡り合っているとのことで、周囲の期待は高まるばかりです。
稀勢の里の引退から4年以上も遠ざかっている日本出身横綱。一歩先行く落合は、幕下を7戦全勝で1場所で通過。春場所の新十両も10勝を挙げ、すごいスピードで番付を駆け上がっています。その落合の師匠は、稀勢の里に立ちはだかった、あの元横綱・白鵬の宮城野親方です。稀勢の里vs白鵬の代理戦争とも言える、大の里と落合の出世争い。これはなかなかに注目です。