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ChatGPTのオープンAI・CEOが来日、個人情報保護「政府に協力」

今、話題沸騰中のChatGPT。簡単な指示で文章を自動生成できるというすぐれものですが、教育現場での学習への悪影響が懸念されています。さらには、個人データの扱いも課題で、イタリア当局は2023年3月末、チャットGPTの開発にあたってのデータ収集手法などを問題視して調査に乗り出し、同国でのサービス停止を命じました。カナダ当局もオープンAIに対する調査を始めるなど、同様の動きは世界で広がりつつあります。

チャットGPTは2022年11月にオープンAIが公開し、わずか2カ月で世界の利用者が1億人を超えたとされます。アルトマン氏が「時の人」となってから米国外を訪れ、政府首脳と顔を合わせたのは初めてということですから、ある意味光栄なことです。

ChatGPTのようなサービスが広がっていくことは確実で、もう止めようがないと思います。そうなれば、技術の優れた面はもちろん、負の側面も理解しながら、ルールを作って折り合っていくしかありません。そのルール作りの機会が日本に与えられ、日本に研究拠点ができるかもしれないという話には、ぜひ前向きに検討してほしいです。

 

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