静岡県の鈴木知事が、リニア中央新幹線の静岡工区についての着工容認を表明しました。
リニアは2011年に整備計画が決定し、14年に品川-名古屋区間の工事が始まりましたが、8.9㎞の静岡工区について17年に大井川の水資源への影響を理由に当時の川勝知事が反対を表明。JR東海だけでなく、国土交通省も仲介に入りましたが、10年近く膠着。JR東海は24年に、当初予定していた2027年開業断念を余儀なくされました。
しかし、24年5月に不適切発言の問題で川勝氏が知事を辞職。代わって就任した鈴木現知事は、水資源流出への対処や環境対策など28項目についてJR東海との協議を進め、今年3月までに全て決着させました。
これで、最短で2036年以降と見込まれる開業に大きく前進しました。最短で10年後ということです。しかし、これは品川から名古屋まで。名古屋-大阪ルートは、品川-名古屋間の開業後に工事に着手するとのことですから、東京-大阪が67分で移動できるようになるには、まだまだ先です。
関西は、北陸新幹線の延線ルートもまだ決まっていません。リニアは、東京・名古屋・大阪の三大都市を結んでこそです。その実現にはまだまだ時間がかかります。