一足早く豊昇龍が横綱に上がりましたが、昇進直前場所の優勝は文句なしでしたが、それまでの2場所の成績が芳しくなく、新横綱の場所は途中休場、そして今場所は千秋楽に大の里に勝って貫録は示したものの、序盤に取りこぼし優勝争いにも絡めませんでした。
一方の大の里は2場所連続優勝と文句なし。初の綱とり場所となった夏場所は、立ち合いであえて踏み込まずに相手の圧力を胸で受けとめてから攻めるという「横綱相撲」を見せ、八角理事長から好角家まで、みんなをうならせました。さらには、師匠の二所ノ関親方(元稀勢の里)以来8年ぶりの日本出身の横綱ですから、豊昇龍の横綱昇進の時とは雰囲気が随分と違います。
「学生時代(日体大)でも幕の内の下の方の番付なら10勝する力があった」と日体大相撲部の監督のコメントは強烈です。成績優秀者が前相撲をすっ飛ばして「幕下付け出し」からスタートしますが、大の里は「幕内付け出し」があれば収まりそうだったと記事にはあります。実際、わずか2年、初土俵から所要13場所で横綱昇進、もう3度も優勝を記録。
まだ24歳ですから、優勝記録もどこまで伸ばすでしょうか。豊昇龍と年間6回戦って4回くらい勝てるようになれば、優勝回数も20回、30回と伸びていきそうです。