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オーケー、悲願の関西進出 買収資金で東大阪に出店

首都圏地盤のディスカウントスーパー、オーケーが2024年3月末までに関西に出店します。本当は、関西スーパーの買収を足掛かりに関西進出する腹積もりでしたが、2021年にH2Oとの争奪戦に敗れ断念。しかし、オーケーの二宮社長は23年頃の進出を目指すと表明してきました。そして、オーケーは関西初出店地として東大阪市を選びました。オーケーの祖業の街である東京都大田区と似ているとはよく言ったもので、両方ともマンションや町工場が並ぶ特徴的な街です。


落札金額は約27億円と市が公募時に提示した額の実に4倍にのぼるそうです。通常であれば。2店舗出店できる金額だそうですが、初出店地の場所はものすごく大事ですから、ある意味金額は度外視といったところもあるでしょう。ただ、関西スーパー買収のために用意していた約700億円を原資にするため、資金的な問題はなさそうです。


出店地の地図を見ると、H2の業務提携先である万代はあるし、関西に強いライフもあるし、相手にとって不足なしという場所に見えます。この1店舗ですぐに何かが変わるわけではありませんが、オーケーが関西に根を張りだすかどうかは、この店に懸かっていると言っていいと思います。

 

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