セパックボラの日記

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時事マラソン #1638 解剖ビンファスト EV伸ばした「夢の工場」 欧米流生産

電気自動車(EV)の生産。中国のBYDが勢力拡大中ですが、東南アジアでは自国の製造メーカーがなかなか育ちにくいと言われています。華僑が自国経済を握っていたり、手間暇も時間もかかる。それを思えば、日本はいろんな意味で幸運だったと言えます。

そんな「不毛の地」の東南アジアで、ベトナムのビンファストが急成長しています。これまではトヨタなど日系大手の牙城でしたが、2024年には国内新車販売台数が前年比2.5倍の8.7万台を記録、トヨタを抜き首位に立ちました。2025年は1~9月ですでに10万台を超え、インドネシアなど海外展開も進める、まさに伸び盛りです。

2021年に国産EVを発売したばかりのビンファストが「世界で最も開発が速い自動車メーカー」と言われる所以は、日系メーカーも羨むほどの最新設備です。ドイツBMWと約2年間にわたり技術提携して教えを請い、初期投資に2300億円かけ、欧州企業の工作機械をずらりと揃えました。

飛ぶ鳥を落とすビンファストですが、課題は「収益性」。先行投資や新車開発費がかさんで赤字が続き、25年6月末時点の累積損失は連結ベースで122億ドルと大赤字です。EV車にとって「肝」である電池技術などは中国勢に依存しており、海外展開も政府から支援を潤沢に得られるとは限りません。ベトナム経済界を代表するビングループの後ろ盾があるとはいえ、近い将来踊り場がやってきた時に粘り腰を発揮できるでしょうか…。

 

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