米トランプ政権との日米関税交渉。その「主菜」ともいえる自動車関税交渉で、トヨタ自動車の豊田章男会長がこんな「交渉カード」を渡しているとは知りませんでした。
「トランプ米大統領へ『トヨタにやらせる』と言っていただいて大丈夫です」と石破首相に5/1に伝えていました。
米国で生産したトヨタ車を日本へ「逆輸入」するだけでなく、日本国内での販売網が手薄な米国メーカーの車もトヨタの販売店で取り扱ってもいいとは、いくらトヨタの売上増につながるとはいえ、大盤振る舞いと言っていいと思います。
トヨタは年約53万台(2024年)を米国へ輸出しており、部品も合計すると出荷額は計約3.6兆円。一方、米国の工場や販売店での雇用など投資額を試算すると計約3.8兆円に上ります。差し引きゼロじゃないかと言ってもトランプ氏は納得しないのを見越して、トヨタとしてできることを考えた中での提案でした。
豊田会長と石破首相は、慶応高・大の同級生というつながりも、今回の援護射撃に繋がったようです。