金融機関の初任給が30万円の大台に乗りました。住信SBIネット銀行は、今年4月に入社する新卒の初任給を3万円引き上げ、33万円にします。23年4月に8万円上げて30万円にし、今回さらに3万円上乗せ。3年間で11万円上げ、5割増しになったことになります。
さらに、新卒社員の平均残業代が約7.5万円(これが結構多い)を加味すると、実質的に月給40万円台になるというのですから驚きです。その他では、三井住友銀行も26年4月入行から30万円に、りそなも28万円(専門人材は30万円超)にするとのこと。
銀行をはじめ、日本の企業は初任給が高くない代わりに、30台などになってから給与の伸びが加速する賃金カーブが一般的ですが、初任給の引き上げで世代間格差が縮小しつつあるようです。
ある調査によると、20代前半と40代前半の平均賃金の差は11.8万円で、2014年に比べて9000円程度小さくなりました。初任給が30万円台となると、その差は小さくなりそう。そうなると、「成果を上げているのに給料があんまり上がらない」という不満につながります。
人件費の総額はなかなか増やせれないので、賃金の上昇カーブを緩やかにするか、頭数を減らすか、しか方法はなくなってきます。