セパックボラの日記

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時事マラソン #708 中ロ抜き経済再構築に備えよ ウクライナ危機と欧州

日経の記事の中で難易度マックスの「経済教室」を取り上げます。なぜなら、NHKBSの「欲望の資本主義」でお馴染みの、24歳の若さでチェコのハヴェル大統領の経済アドバイザーになった気鋭の経済学者、トーマス・セドラチェクさんの寄稿だったからです。内容も唸らせるものでした。お題の通り、中国とロシア抜きの経済再構築に備えないといけないと説きます。特に欧州はエネルギー調達をロシアに依存してきました。でも、今回のロシアのウクライナ侵攻でSWIFTの決済網からロシアの銀行が排除されれば、欧州は瞬く間にロシアの天然ガスから切り離される可能性が高くなります。そうなれば、原子力に戻ったり石炭を使ったりしなければならないかもしれない。また再生エネルギーの導入も、これまでと全く違う熱意で取り組むことになる。もはやそこに選択の余地はなく、温暖化ガス排出量ゼロは絶対に必要だからとセドラチェクさんは言います。欧州全体、そして世界全体で、エネルギー自給の必要性が全く新しいレベルの緊急事態に跳ね上がります。互いに戦争をしている間でも、温暖化ガス排出削減を語れるのか。ロシアや場合によっては中国と何らかの衝突をしながらでも、グローバルな呼びかけが果たしてできるのか?それらはマクロな話ですが、私たちに直接関係するミクロな話でいくと、消費者の幸福度の激減に慣れないといけないとも言います。天然ガスや石油が配給制になるかもしれないし、若くて健康な人がこれからの冬に、生命を脅かすほどではないけど、不快な寒さに見舞われるかもしれないと。パンデミックの次は戦争による破壊的な危機。いろいろと考えることが多くなります。

中ロ抜き経済再構築 備えよ ウクライナ危機と欧州(写真=ロイター)

ポイント○再生エネなど総動員でロシア依存脱却を○戦時経済下の消費者の幸福度激減は必至○軍事衝突拡大ならグリーン化計画は頓挫私たちは昨日までと違う世界に目覚めてしまった。世界が新型コロナのパンデミック(世界的大流行)の危機を乗り越え、再び自由に呼吸できるようになろうとしていた矢先に、新たな危機、おそらくはさらに破壊的な危機が訪れた。ロシアとの経済戦争である。われわれ欧州は、温暖化ガス排出実質ゼロ