ウォルトディズニーが12日に始めた動画配信サービスが初日だけで登録者数1000万人を突破しました。「2019年末までに800万人以上」という市場予想を初日で上回る好調な滑り出しです。映画やアニメなどの豊富なコンテンツが強みで、視聴料は月7ドル。ディズニープラスのアプリを使って利用し、視聴できる映画は500本、ドラマは7500話にのぼります。一方、アップルも1日に独自の配信サービス「アップルTVプラス」をスタート。現状の独自作品はまだ9つと少ないですが、何せ世界に14億台が稼働するというハードの力は大きいです。視聴料は月5ドル。iphoneなど新製品を購入したら1年間は無料です。ディズニーはまだ米国・カナダ・オランダのみでのスタート(今月中に豪とNZ、来春に独など欧州で、日本は未定)ですが、アップルは100超の国・地域で展開している強みはあります。迎え撃つネットフリックス。ここの強みは、ユーザーの視聴履歴などから作品を推薦するデータ解析の力や動画を滞りなく配信する技術です。07年のサービス開始から既に世界で約1.6億人の有料会員を獲得、世界トップサービスの地位を築きましたが、いよいよ戦国時代に投入しました。ひとりの消費者が契約する配信サービス数は増えると予測され、動画配信市場のサービスは一段と広がりそうですが、プラットフォームが乱立することで有力なコンテンツの確保が大きな競争軸になります。ディズニーはネットフリックスから徐々に作品を引き揚げ、自社での囲い込みを進めています(当然ですよね)。AT&T傘下のワーナーメディアも往年の人気ドラマ「フレンズ」のネットフリックスへの提供を止め、来年5月に「HBOマックス」を始めます。こうなってくると、コンテンツ制作スタジオのリーダーシップがますます強まっていく。人気プロデューサーの契約金も100億円以上とうなぎ上りです。日本のスタジオジブリはワーナーと独占配信契約を結びました。もちろん、Google傘下のYoutube、アマゾンプライムも黙ってはいません。まさに戦国時代です。
米国の動画配信市場をめぐる競争が新たな段階に入った。ウォルト・ディズニーが12日に始めたサービスは初日だけで登録者数1千万人を突破した。アップルも今月から独自の配信サービスを始め、ネットフリックスの (45 kB)