フィリピンのマルコス大統領が来週5/26~29の日程で日本を訪問します。国賓としての来日で、天皇・皇后両陛下との会見や高市首相との会談も予定されています。今年2026年は日本とフィリピンの国交正常化70周年の記念の年で、今年初の国賓来日。日本のフィリピンに対する姿勢が伝わってきます。
日本とフィリピンの共通の課題と言えば、何と言っても台湾有事です。日本もフィリピンも米国の同盟国で、それぞれに米軍基地があります。クラーク空軍基地から台湾南部まで約750キロ。普天間基地から台湾北部まで約630キロ。18日のインタビューでマルコス氏が「地図を見れば、フィリピンへの影響は明らかだ」と言っています。フィリピンの北部だとさらに近くなります。
「日本とフィリピンは同じ困難を経験している。安全保障分野での協力は重要な議題となる」とも話しています。これは、日本の武器輸出解禁をにらんだ発言です。小泉防衛省とフィリピンのテオドロ国防相が今月5日すでに会談し、海上自衛隊が保有する護衛艦などの輸出に向けた実務者協議を始めると合意しています。マルコス氏も「(武器輸出解禁について)日本が具体的に何を意図しているかもっと聞きたい」とも言っており、日比両国は安保協力を深めています。
米国以外で日本の「仲間」ができることはとてもいいことです。今日、高市首相は韓国に飛び、李大統領の出身地でもある安東で日韓首脳会談に臨みます。こちらは台湾問題というよりも、米中両国への対応などが議題に上がりそうです。