米紙ウォールストリート・ジャーナルは24日、米トランプ政権がイランに対し交戦終結に向けて15項目の計画を提示したと報じました。メインは「核開発の放棄」と「ホルムズ海峡の開放」。対イラン制裁の全面解除やイラン南部ブシェール原発の民生用原子力計画への支援といった、イランへの見返りも含まれており、パキスタンを介してイランに伝達されました。対してイランの国営放送局は、イランは米国の要求を拒否すると報じています。
米国とイスラエルにとって最善のシナリオは「イランの全面降伏」です。全面降伏に15項目提示というと「ハル・ノート」を想起させます。
1941年11/26にアメリカのコーデル・ハル国務長官が日本に提示した日米交渉の最終提案で、中国や仏印からの全面撤退、満州国非承認、三国同盟離脱など、日本が到底受け入れられない内容であり、日本側は「最後通牒」と受け止め、2週間後に真珠湾を攻撃、太平洋戦争が始まってしまいます。
一方的な要求で相手を追い詰める戦法は、いつの時代も米国の常套手段なのかもしれません。日本のその後の結果は知られている通りです。かといって、イランに日本のようにはならないで、とも正直言いづらいです。あの時の日本も今のイランも、ここまでの状況になるもっと手前で、エスカレートしないような策を講じるべきでした。