米国サッカー連盟は22日、男子代表との賃金格差解消を求めていた女子代表との訴訟で、両者が和解することで合意、選手側は2200万ドル(約25億3000万円)の支払いを受けることが明らかになりました。米国連盟はまた、女子サッカー選手の引退などのために200万ドルの基金を設立することや、W杯を含めた報酬を男女同額とすることにも同意しました。これは、男女同額は当然としても、実際に決定にまでこぎつけたことはすごいなと、感心しました。一方、アメリカのスポーツとお金の問題と言えば、メジャーリーグのロックアウトです。昨年12月1日限りで満了した労使協定の交渉が難航し、その翌日からロックアウトに突入。以降、メジャーリーグでは1994年のストライキ以来となる活動停止期間には、終わりが見えてきていません。度重なる交渉は不調に終わり、リーグ(MLB)側が要請した政府仲介策も2月4日に選手会側が拒否。2月17日にニューヨークで行われた通算6度目の交渉でも歩み寄りは見られず、話し合いはなんとわずか15分で終了したといいます。今日現在、キャンプも何もメジャーリーグは活動していません。26日から始まる予定だったオープン戦の延期も正式に決まりました。このままではオープン戦のみならず、3月31日の開幕にも影響が出る可能性がありそうです。労使交渉とは、ざっくりいえばもちろん〝金銭闘争〟です。同じ金銭闘争でも、男女同額を求めた女子サッカーと、メジャーリーグでは随分雰囲気が違います。メジャーリーグの方も、若手選手のケアを目的にした最低年俸の引き上げやボーナスプールの設置などを掲げていますが、選手の年俸の抑制に一役買っている「ぜいたく税」の上限引き上げを要求するなど、よく言われる通り「ビリオネアのオーナーとミリオネアの選手の金銭闘争」が続いているとしか見えず、やはり印象はあんまりよくないです。この2つとも、日本ではちょっと考えられないです。なでしこジャパンが日本サッカー協会と訴訟する?、日本のプロ野球がオープン戦を削ってまでロックアウトをする?。まあプロ野球のストは過去にないこともないですが、わりとしょっちゅうするアメリカとはやっぱり違います。アメリカのメンタリティが少しわかる2つの事案です。
【ニューヨーク=共同】米国サッカー連盟は22日、男子代表との賃金格差解消を求めていた女子代表との訴訟で、両者が和解することで合意したと発表した。AP通信などによると、選手側は2200万ドル(約25億3千万円)の支払いを受ける予定。米国連盟はまた、女子サッカー選手の引退後などのために2