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EUの再生エネ、初めてガスを抜く 昨年22%

EUで風力や太陽光など再生可能エネルギーの発電量が2022年、初めて天然ガスを抜いたことが分かりました。

シンクタンクが1/31に公表した報告書によると、22年のEUの風力と太陽光の発電量は3ポイント強増の全体の22%となり、1ポイント弱増のガスを初めて抜きました。ロシアのウクライナ侵攻を機に化石燃料依存の解消をめざす動きが広がり、エネルギー安全保障の観点から再生エネの普及は23年も急ピッチで進む見通しです。

環境への意識が世界のどの地域よりも高いEUで22%。これがひとつの指標となります。正直、もう少し高いと思っていました。3割は超えているんじゃないかなと。月曜日に取り上げた記事に、九州電力が約2割とありましたが、現時点ではこれが「世界レベル」と言えそうです。

EUの今年23年は、政策支援を追い風に再生エネの発電量が2割程度増え、原子力や水力も回復することから、化石燃料の発電量が2割落ち込む可能性があるとあります。2割落ち込んで、化石燃料の比率が何パーセントになるかは記事にありませんが、九電の36%はかなりいい線をいっているように思います。

EUも石炭のシェアが1.5ポイント増の16%になっており、ここらの引き下げもポイントになってきそうです。

 

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