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嘲笑は成功のはじまり 新ビジネス、ミクロに宿る商機

コンビニや宅配便、100円ショップなど、今では生活の一部となった昭和、平成に誕生したビジネス。それぞれに新市場を創造した成功物語がありますが、序章には共通のエピソードがある。冷たい視線を注がれたことだ。「失敗する」と、この記事は始まっています。


スーパーなど大型店の出店ラッシュのさなか、イトーヨーカドーが立ち上げたコンビニ事業。懐疑的な意見も多く、人材の派遣も最小限でしたが、セブンイレブンはなくてはならないインフラになりました。そのセブンがやろうとしたセブン銀行も、都銀の首脳に「成功したら銀座を逆立ちして歩く」とまで言われましたが、今では大手行のATM数を上回ります。


ヤマト運輸の宅急便の初日の取扱数がわずか11個だったことも有名です。100円ショップも「インフレになったらひとたまりもない」と言われていました。「商品が整然と陳列されていないレベルの低い店」と業界から異端児扱いされていたドン・キホーテは、今ではイオンやヨーカ堂などの総合スーパーの利益をはるかに凌駕しています。

 

これらの成功例には及びませんが、6年前に私も宝塚で無料塾を始める時に、「失敗する」とまでは言われていませんが、PRのために小中学校をまわった時に「経済的に困難なご家庭…と学校から生徒や保護者には言えない」とか「そんなご家庭はわが校にはいない」とか、嘲笑に近いことは言われました。


記事の最後に「嘲笑を尻目に成功するまでやり抜く姿勢がそこにある」とあります。続けていくことが何より大切ですね。

 

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